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Releasing Films in Japan

日本における映画上映の基本区分

 

 

1. 通常上映(ロードショー公開 / 一般公開)

 

定義:

劇場側の番組編成(スケジュール)に組み込まれ、映画館が上映日程・興行条件・収益分配を決定する形式。

 

特徴:

 

  • 劇場(シネコンやミニシアター)側の同意が必要

  • 上映枠・日程が限られており、競争がある

  • 興行収入は劇場と配給会社による分配制(レベニューシェア)が基本
     

 

 

2. 貸館上映(シアターレンタル上映)

 

定義:

主催者(=お客様またはクライアント)が映画館のスクリーンを貸し切り、上映イベントとして自主開催する形式。

特徴:

 

  • 番組編成を経由せず、上映枠の空き状況に左右されない

  • 任意の日程で上映が可能、柔軟性が高い

  • ただし、会場使用料・映写技師費・宣伝費など、すべての経費は主催者の自己負担

  • 映画館側は会場と設備の提供のみで、興行リスクは負わない

当事務所が提供する「委託上映」は、いわゆる**貸館上映(会場レンタル型)に該当し、通常のロードショー公開(劇場番組編成による上映)**とは異なります。

 

この方式のメリットは、上映スケジュールの自由度が高く、映画館の番組編成に縛られず、必要なタイミングですぐに上映を実施できる点です。

一方で、字幕制作・広報・スタッフ人件費・行政手続き等を含む全ての費用は主催者のご負担となりますので、その点も十分ご理解の上ご検討ください。

​委託流れ

1️⃣ 契約締結

  • お客様と当方で《日本映画上映委託契約》を締結いたします。

  • 当方は日本国内における上映権を基に、劇場との連絡・上映スケジュールの調整・上映実務の実行を担当します。

  • 契約書には、費用体系・興行収入の分配割合・その他の費用負担について明記します。

2️⃣ 必要資料の準備と提出

  • 映倫区分指定書(映倫番号)

  • 映像素材(DCP/Blu-ray など)

  • 日本語字幕ファイル(未作成の場合、当方にて翻訳・制作代行可)

  • 日本語版ポスター・予告編・作品紹介文(宣伝用)

  • 日本国内上映権に関する制作会社の許諾書

3️⃣ 映画館との調整・日程確保

  • 当方にて、上映に適した映画館(例:イオンシネマ、ユナイテッドシネマ、ヒューマックスなど)を選定・交渉します

  • 希望する上映日程・座席数・会場条件を確認

  • 《劇場使用契約書》を映画館と締結し、レンタル費・使用条件・上映方法を確定します

4️⃣ 技術準備と試写

  • 当方にて、上映に適した映画館(例:イオンシネマ、ユナイテッドシネマ、ヒューマックスなど)を選定・交渉します

  • 希望する上映日程・座席数・会場条件を確認

  • 《劇場使用契約書》を映画館と締結し、レンタル費・使用条件・上映方法を確定します

5️⃣ 宣伝・チケット販売

  • チケット販売は映画館のシステムによる代行販売(販売手数料:3%~10%)または

  • お客様による自主販売(入場管理はお客様側で対応)

  • 宣伝物の掲出:劇場内ポスター貼付、劇場公式サイトへの掲載

  • より広範囲な宣伝(メディア掲載・PR・SNS広告等)をご希望の場合は、別途費用にて対応可能です

6️⃣ 上映実施

  • 上映当日、当方スタッフが現地入りし、設備確認・上映準備を行います

  • 上映は当方手配の映写スタッフにより操作(劇場側は映写を担当しません)

  • 舞台挨拶・ゲスト登壇などの演出も対応可能(別途費用が発生します)

  • 上映中の会場管理・トラブル対応は当方が責任をもって対応します

7️⃣ 上映後の精算

  • 興行収入の集計:映画館のシステム(または自主販売データ)に基づいて売上を確認

  • 映画館による代行販売の場合:販売手数料(3%~10%)を差し引いた後

  • 残りの売上のうち、当方が30%を配給代理手数料として頂戴し、残り70%をお客様または指定権利者にお支払いします

  • 実費精算:字幕翻訳、宣伝費、翻訳、輸送、保険、事務処理等の実費は別途お客様にご請求いたします

  • 終了報告:当方より上映レポートおよび売上報告書をご提出いたします

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